ビックバイパー スカイガールズ版

ビックバイパー スカイガールズ版

ビックバイパーのスカイガールズ版です。
メーカーのページは、こちら。

  http://www.atsai.co.jp/

いろんなページを見てみると、評判は極めて悪い模様。
まぁ、正直当方も、あんまり精度の高いキットだとは思えませんでしたけれどもね。

しかし、だから何? とも、思いました。
問題のあるところがあれば、補正したり修正したりしてやれば良いだけのことですし。
みんな、今のガンプラをベースにモノを言ってる気がしますが、昔のガンプラなんか、あれはあれで酷いもんでしたし。
それをどうにかするのも、模型作りの楽しみのひとつなんじゃぁないですかねぇ・・・?

素組み

ということで、とりあえず仮組みです。

いきなり余談ですが、最近「素組み」という言葉が2通りで使われてるっぽいですね。

キットの説明書通りに、大きな改造を施さず、塗装などなどはきちんと行ってキレイに仕上げるのを「素組みという人も多いみたいなんですが、ワタシの認識では、それは「ストレート組み」と言うような気がします。

なにはともあれ、仮組みですね。
パーツの精度が悪かったり、スナップフィットにしては噛みが甘すぎるところがあって、テープでの保持が必須・・・。
まぁ、こっちはこっちでダボを削ったりしてるんですけど。

下地処理

さて。
そんなわけで、まずは下地処理です。一番面倒なやつ。

それにしても、表面がザラザラしてますね。きちんと対応しょうと思ったらこれ、パーツ全部に対して、全面ペーパーがけが必要そうですよ。ま、当方はそんなことしませんけど。

ゲート処理をして、加工部分を紙ヤスリで仕上げ。
必要な部分は接着。一部をパテで穴埋め。
一通り終了したら、パーツ洗浄して完了。

左は、ペーパーがけまでが終わったところです。
表面のザラザラについては無視の方向で。サーフェイサー+缶スプレー塗装で埋まるでしょ、という見込みで・・・実際キレイに埋まりました。

後ハメ加工(1)

この段階で、後ハメ加工の工作をいくつかしておきます。

まずは、ウィングのところ。
ここは、穴のところを切り取って後ハメ可能にしてます。

ウィングは、少しだけエッジを削りこんでシャープに成形してます。
このキット、全体的にエッジがダレてて困るんですよね・・・。
目立つところだけ整形することにしてます。

あとは、モールド。
モールドの堀りが浅いのなんのって。ちょこっとペーパーかけたら、すぐ消えちゃう。
そして、スミ入れのときにめちゃ苦労する。

後ハメ加工(2)

機首の部分。
接続部のダボを削り落として、本体側の方もダボ受けを削り落として、後ハメ可能にしてます。

ちなみに、機種の左右にある赤いマーク(?)みたいなやつ。
これは、あとでマスキングして塗装すりゃいいやってことで、そのまま組み立ててます。

ただし、、、
そのままだと隙間が空く部分があったので、パテで穴埋めなんかもしてます。
ここも、いろんなサイトでけちょんけちょんに言われてるところですね。

後ハメ加工(3)

機首脇の、左右のブレード(?)を保持する受け側。
四角い穴になってるところを一部切り落として、後ハメ可能にしてます。

後ハメ加工(4)

ここのところは、ダボ受けに穴をあけて後ハメ可能にします。

あとは、、、
後ハメ化ではなくて、パーツの形状変更なのですが、、、
左右ブレードにある、謎のミサイルハッチを削除。

謎っつーか、ランナー構成上の問題にしか見えませんが、それはともかくとして、とにかく埋めます。設定にも画稿にも無いですからね・・・。
ここも、いろんなサイトで「なんだこれ」って言われてるところ。

そんで、こういうときは、ポリパテですかね?
って思って慣れないものを使ってみたのだけれども、結局失敗して、、、最終的にはプラパテでぺたぺたと。
「なんだそれ」って言いたくなるようなミスをしました。がっかりです。情けなさ過ぎるので、ここには詳細書きません...orz

サフを吹く前

そんなわけで、洗浄まで終わった状態が左の絵の分。

意外とパーツ数が多かったですね。
針山2個しか使ってないってのもありますけど、ギッシリですわ。

全体的に、どんなイメージで仕上げようかと考える。

まずは、色ですね。
せっかく限定版なので、最初はパッケージの通り赤でやろうかと思ってたんですけど、結局はヤメました。
やっぱビックバイパーといえば青だし、そもそも限定版以外のパッケージを店頭で見たことが無かったりします。
じゃぁ、別に限定版とか拘らなくてもいいんじゃねぇのってことで、通常の色にしとくことにしました。

缶スプレーで塗装

(続き)
あとは、グラデーションをかけるかどうかですかね。

全体的に、アニメ的ゲーム的な雰囲気で仕上げたいなぁと思ったので、、、今回はベタ塗りで「つるん」とした感じに仕上げることにしました。
全面的に缶スプレーを使って塗装。最近は、ガンダムカラーとかも出そろってて、色に困ることもないですし。
  白:ガンダムカラースプレーの1(ガンダムの白)
  青:ガンダムカラースプレーの2(ガンダムの青)
  灰:ガンダムカラースプレーの8(ガンダムの関節色)
  黄:タミヤカラースプレーのキャメルイエロー
手元に色があったら、間違いなく「ブルーバイオレット」を使っていたが、まぁいいや。

スミ入れ

で、塗装自体は缶スプレーで適当にやるとして。

鬼門のスミ入れ。

これが、どうしても、うまくいかない。。。

左のような形で流し込んだあと、余剰部分を削っていくようにするんですが、、、
もっと効率が良くてキレイに仕上がるjほうほうがあるに違いない。

うーん。
いちおう、きちんとエナメル塗料の濃度を調整して、流し込みしようとはしてるんだけどなぁ。うまくいかないんだよなぁ、なかなか。
特に困ったのが尾翼。モールドの堀が浅くて、しかも太くて、流し込むっていうか描く感じ。面倒くさくて仕方ないし。

組み立て

そんなわけで、塗装とスミ入れが終わったら、あとは組み立てて完了。

完了したのが左の絵。

どうでしょう。
アニメ的,ゲーム的な雰囲気で「つるん」と仕上がりましたかねー?
個人的には、十分な気がしてますよ。

#色が・・・いやなんでもない、見なかったことに。

大失敗のキャノピー

えと、失敗しました...orz

このパーツ、もともとはクリアパーツなんですね。
作成前に、こいつをどうするかは、凄く悩みました・・・。
結局は、べったり塗ることに。その方が、アニメ的ゲーム的で良いかと思って。

あとは、SF的な感じが出ますし。
たとえば、シルフィードのSA−77なんかも、キャノピーないですし。

 

裏面

裏面。
なかなかカッコイイかも。

あ、色が・・・
いやなんでもない、見なかったことに。
#そのうち塗りますよ。ここは接着してないし。

そこそこの情報量があって、なかなか美しいですね。
ビックバイパーは、レバーを上に入れれば割と背面見えますし。ゲームでは。
見えないから無視して良いという側面では、ないですね。
・・・だから、色が・・・。いや見なかったことに。

 

背面

あー、なんか見たことあるシルエット。
どこで見たイメージだろうか。
元祖グラディウスのイメージではないし、、、
Solar Assault」でもないし、、、
外伝でもないし、、、
、、、まぁいいか。

上から

全景。
やっぱり、シルエットが美しいですねー。

評判は極めて悪いキットですが、形状自体は悪くないと思うんですよ。
目立つところだけ、バリ取りとエッジ補正をしてやれば、個人的には十分なんじゃねぇの? と、思います。

それにしても、わりと手間がかかったな。
本当はグラII版が一番良いのですけど、、、思わず先走って手を伸ばしたキットですからー。
本命のグラII版は、別途買って組み立てたいところ、なのですけど。
そのまえに、あれと、あれと、あれを片づけてからということで。

まとめ

昔からプラモデルを作っている人は、昔を思い出して取り組め!
最近のプラモデルしか知らない人は、腕試しだと思って気合いを入れて取り組め!

キット自体に、いくら文句いっても仕方ないですしね。
ゲームやアニメなんかでも同じようなことが言えるんですが、そこにある、その製品は、制作者側が出したひとつの「解」ですから。
それに対して、じゃぁ私達はどう接しますかという問題で、制作者側が既に提示している「解」そのものに対する意見をゴチャゴチャ論ずることはナンセンスだと思うんですよ。

HobbyJapanなんかの作例を見ても、いろんなアプローチがありますよね。
キットはあくまでキットで、それに対して、自分がどうアプローチするか、とか、自分らしさをどう出すか、みたいなところが「Hobby」だと思うのです。
キットそのものの出来が良くて、組み立てるだけでOKというのは、楽しみ方としては「TOY」の域を出ないと思います。「Hobby」がやりたきゃ、自分でがんばれ。


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